「どうやったら負けるだろうか?」という『負け方論』の話
こんにちは!仕事塾の塾長、高村です。
今日は『負け方を知る』というテーマでコラムを書いていきたいと思います。
━━━━━━━━━━━━━━━━
今日のコラムを書く背景やきっかけ
━━━━━━━━━━━━━━━━
就活生と面談していると「どうやったらES受かるか?」
「どうやったら面接受かるか?」という相談が多いですし、
会社の後輩から相談を受けると「どうやったら契約取れるか?」
「どうやったら社内の上司を納得させられるか?」という相談が多いです。
これ、つまり『勝ち方』を知ろうとしています。
(もちろん当然のことです、悪いと言っているわけではありません)
ですが、『負け方』を知っていた方が実は強いんです。
そう思ったきっかけは、変化の激しいVUCA時代と呼ばれていることや、
コロナウイルスが襲ってきていることでした。
突然の生活様式や働き方(ライフやワーク)が変化し、
『昨日までの正解や勝ち方』が通用しなくなってきました。
ですが、どの時代も負け方はある一定普遍的です。
ESなんて、出さなければ落ちるし(当たり前)、
契約だって顧客に横柄な態度でいると受注できません(当たり前)。
この当たり前のことを改めて理解しておくと、
『勝たずとも負けない』という状態はキープできます。
あえて今日は「どうやったらESや面接で落ちることができるか?」
「どうやったら契約が取れないか?」という『負け方』を知っていきましょう。
━━━━━━━━━━━━━━━━
成功事例が通用しない
━━━━━━━━━━━━━━━━
僕の会社でもそうですが、
どの会社も『成功事例の共有』はやってると思います。
それは何故やるかというと
『成功事例を共有して、あなたもこの事例の通りに勝ってね』というメッセージが込められてるからです。
もちろんめちゃくちゃ大切で
新卒の頃は「あの先輩はこうやって成功してるから真似しよう!」ってなります。
これはこれでオススメです。
ただ"成功事例"には欠点があります。
何かというとマネしづらいんですよね。
理由は『その時とは環境が違うから』です。
例えば、去年の就活(20卒)と今年の就活(21卒)は全く違いますよね。
コロナとか誰も予測してませんでした。
なので今まで先輩やネットに聞いていた『内定の取り方』は当てになりません。
今までは『内定をこうやって取ったよ!』と先輩に聞いたら
「よっしゃー!自分もそうするぞ!」となる方が多かったと思います。
でも、今はそんな『"当時の"成功環境』は
"今"の環境には転用がしづらい場合があります。
こればっかりは真似しようがないので、
自分のまず置かれている環境をしっかりと把握しておくことをまずはオススメします。
まとめると、勝ち方には"環境"も影響していることを知り、
100%マネするのはかなり難しいという気持ちでいることが大切です。
もちろん、超普遍的に転用できるレベルまで勝ち方を教えてくれるの人はすごいですが、
皆さんは『勝った結果』ではなく、『勝つまでの思考プロセス』を盗むようにすると良いかもしれませんね。
僕は基本的には『思考プロセス(どうやってその結論に至ったのか)』を盗むようにしています。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
『負け方』を知ると対策ができる
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
では、一つ思考を変えてみて『負け方』を考えてみます。
いわゆる『失敗事例』です。
意外と考えない事が多いんですが、
いざ並べて見ると当たり前だと思ってスルーしてた事が多いと思います。
例えば、
アポに遅刻する/名刺を渡す時に相手の名前見て笑ってしまう/商談の時にこっちしか話さない/提案後に放置する/対応が雑
などなど。
当たり前だけど、当たり前と思って考えてなかったことって多いですよね。
これを考えておくと、
『勝たずとも負けない』という戦い方ができます。
かなりオススメです。
ちなみに僕の就活の頃は『どうやったら落ちることができるだろうか?』や
『どうやったら最終面接に3名残ったとして、落ちる1名になれるだろうか?』を考えて
ひたすらその道を歩まないようにしていました。
負け方を洗い出すと対策ができることがいいですね!
参考にしてみてください📚
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
まとめます
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
今日なぜこの話をしたかというと
『負け方』を知っておけば今後こういう時に役立ちます。
・何かイベントを開く時
→『集客できない時』を負け方として捉え、負け方を洗い出して対策を練る
・営業で契約を狙う時
→『契約を取れない時』を洗い出して対策を練る
・何かの会員に誘う時
→『入りたくない時』を洗い出して対策を練る
・就活で内定を狙う時
→『面接で落ちる時』を洗い出して対策を練る
といった具合です。
ぜひ、参考にしてみてください(#^_^#)