ついにジョブ型雇用がスタート!今大学生がすべきことは何か!?
こんにちは!仕事塾の高村です。
今日は8月1日ですね。 7月も毎日コラムを書くことができてホッとしています。
ありがとうございました。
そんな8月最初のコラムは、
昨日ネットを騒がせていた『KDDI』のジョブ型採用を始めるという記事を抜粋します。
大学生の皆さんが、今すべきことは何かについてまとめているので
是非最後までお読みください。

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO62089250Q0A730C2TJ2000/?n_cid=SNSTW001
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感想
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僕はこれを見て最初に思ったのは、
「大学生の皆さん、チャンスじゃん!!!」
ってことでした。こう思った理由を説明する前に、まずはジョブ型と対義語も含めて説明します。
ジョブ型とは、一般的に「即戦力」という言われ方をするので不安に思う方も多いかと思いますが、
認識の仕方としては『職種別採用になってくる』という認識で大丈夫です。
一応、今の日本型雇用というのは『メンバーシップ型』と呼ばれます。
終身雇用が基本で、様々な仕事を異動や転勤で転々とさせることですね。
会社としても”ゼネラリスト”という『何でもちょっとかじっている社内のことなら強い人』を育てることが前提でした。
まあでもそりゃそうですよね、という感じです。
今までは会社に定年までいることが前提だったので、会社に詳しくないと上に上がれないという認識も肯けます。
ただこれからはジョブ型となるのは間違い無いので、どこまで”スペシャリスト”になって『これに関しては私に任せてください』とどこまで言えるか問題になってきました。 一応比較表を載せておきます。

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大学生がチャンスな理由
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理由は単純で、1年目から下記のようなことが起こり得るからです。
・年収面:いきなり先輩や上司の年収同等、もしくはそれ以上を手にできる
・仕事面:やりがいの無い単純作業ではなく、一般レベル〜ハイレベルな仕事を新卒から体験できる
・生活面:レベルの高い仕事の報酬が高いのは当然なので、新卒から良い生活(家とか)が送れる
・転職面:有利になる。中途採用は元々即戦力採用。専門的な仕事を担っていると転職もしやすい
そして、何より『時間』があります。 どんな時間かというと『準備をする時間』です。
「ジョブ型が流行ってくるらしい」
「専門性を身につけておかないとやばい」
「よし、プログラミングで案件獲得できるくらいになっておこう」
というような準備ができます。
逆にこれができないのが45歳以上の方々ですね。
黒字リストラの対象となる大半は45歳以上で上に上がれなかった(上がる努力や勉強をしなかった)方々です。
それに加えて何かの”スペシャリスト”でも無いんですね。
社内を転勤や異動で転々としていた”社内のゼネラリスト”なので、外に出たらあんまり価値がありません。
営業5年やって、経理4年やって、2つのエリアで製造部門を3年ずつやって、本社の管理部門に4年ほど在籍しています。
そんな”社内に詳しい人(=社内のゼネラリスト)”は外に出た瞬間に価値が激減します。
ただ、そんな方々にも家族はいます。養わないといけない家族です。
なので「ニートになったけど1年かけてエンジニアになるぞ!」と言っても
それができない現実もあるわけです。
ですが大学生の皆さんには準備する時間があります。
「ジョブ型やばい、、。」だけで終わる人なのか、
「ジョブ型くるらしい!準備しよう!」と変化する時代を楽しめる人なのか、どっちでしょうか?
ワクワクしたりチャンスだと思えたりする人にとっては最高の時代です。
一緒に頑張りましょう。
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大学生は今、何をすべきか?
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僕の中では答えが1つです。

「コンサルティング力」を強化する学びをしていきましょう。
もっと簡単にいうと『人助け力』です。
ただ、ここで注意なのが『アドバイザー』『ボランティア』で終わらないことです。
自分の課題解決提案によって人助けをできたのであれば、それはお金をいただきましょう。
この経験が、あなたのジョブ型の『実績』、つまり『信用』として扱われます。
つまり、大学生が今すべきことは
『人助け実績(コンサルしてお金をいただいた経験)』を作ることです。
どういうことかと言うと、
Aさん:「学生時代、とにかく後輩の相談に乗っていて、人助けをしてきました。」
Bさん:「学生時代は、海外ボランティアに行って、東南アジアで支援活動をしていました。」
Cさん:「学生時代に、ある飲食店のコンサルとして活動し、2ヶ月で売上を110%増加できました」
この3名が面接に来たときに採用されるのはCさんです。
ビジネスの世界の『評価』は『お金をいくら稼いだか=年収』というのが
厳しいですが現実です。
ですので、僕がオススメする準備期間はこうしましょうというのをお伝えして終わりにします。
①営業(受注する)経験
②記事の執筆(コラムを書いてして稼ぐ)経験
③写真の加工(フォトショップ使えるようになる)経験
④動画の編集(Adobe、iMovie使えるようになる)経験
⑤プログラミング(案件を獲得して、納品する)経験
⑥コーチング(面談をして、お金をいただく)経験
⑦マーケティング経験(市場分析して、商品やサービスを販売する)経験
これは全て広義の意味ではコンサル、つまり人助けです。
①〜⑦それぞれで困っている人を助けることができます。
ジョブ型雇用の準備としては
こうした『人助け実績』を積んでおくことをオススメします。
ただ、そこには社会人の評価基準である『報酬金額』を明記しておかないと
『人助けをした実績』として評価されないので、お気をつけください。
また、時給の考え方(時間をかけた分だけ稼げる)はジョブ型では無いので
”店長を助けるために長く働いた”は採用されないです。
お店の利益を上げるためにWEBサイトを作り、
お持ち帰り限定クーポンの作成や宅配の仕組みを構築をした。
その結果、店長からお礼として1万円いただいた。
これはジョブ型としても採用される人材です。
違いはお分かりですよね。
時間をかけて人助けするのは誰でもできますし、
何ならAIに変わる仕事はここです。
あなたしか気づいていないことや
思考して改善を考えるのは人間の仕事です。
労働力を売ることは今日から辞めていきましょう。
(バイトは全然良いのでそこを否定しているのではなく、
バイト中に何かしたの”不”を見つけて解決するように過ごしてねという意味です)
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では、どう学べばいいのか?
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