【業界理解】『地方銀行の今後について』
おはようございます(お昼)。
さて。今日は『地方銀行』を例に業界研究やってみましょう。
簡単にまとめると、
地銀はもはやビジネスモデルが崩壊していて
利益出せないようになってしまって”オワコン”って揶揄されていることに加え、
人手不足や人口減少、地方は特に人口の高齢化という追い討ちがあります。
そこで、一緒に『地方銀行の今後』について考えていきましょう。
ぜひ、皆さんも『自分が地方銀行の経営者だったら』と考えてみると面白いですよ(#^_^#)
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地銀の課題
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・銀行業だけでやっていくことはできない
∟特にメガバンクと違って『海外市場の参入力』・『フィンテックの活用力』が無いので地方で銀行業だけじゃ生き残れない。
・異業種への参入は必須となる
∟実は福銀や西銀はすでに『人材紹介業』もやっております。パーソルキャリアから出向で社員が行員に人材紹介業のレクチャーしています。
・間接金融ではなく、直接金融手法をもっと手がけないと厳しい
・若手人員の採用ができていない(地方の魅力を伝えきれていない)
<強み>
・地方を主戦場としているため、地域との連携を強めていって盛り上げることができる
・会員情報(特に口座)を持っている
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◾︎ネットの情報(NewsPicksより)を抜粋
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地銀新時代
地銀は危険であると書いていて、理由は下記。
理由①人口の主要都市集中
→人手が地方にいなくなり、地方経済の鈍化・衰退
→つまり、銀行の貸し出し先が減少
→利益減
理由②超低金利の長期化
→利ざやの減少
→預金を集めて貸出に回す、というビジネスモデルの崩壊
理由③海外市場への参入力がない
理由④IT×金融のフィンテックにも対応できない
理由⑤信用金庫のような高密度の地域密着はできていない
地銀の今後
∟10年後には6割が赤字になる
→メンツやプライドに拘ってる場合じゃない
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◾︎問いかけ
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さあ地方銀行はかなりやばいとされていますが、
ネットから情報を拾いまくってOKですので
『自分が経営者だったら、どうやって生き残っていくか』を考えてみてください。
正解はないので、今考えられる案で大丈夫です。
ちなみに、学生のアイディアを買い取るって企業も出てきているくらい
焦っている企業が多いので、こういうアイデア出しに慣れておくと価値発揮できる場面が増えると思います。
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◾︎高村の見解(参考にしてね)
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2つあります。
①経費の削減
融資先に言っていた言葉が皮肉にも返ってきている現実。
『短期的なその場しのぎではなく、まずは自社の経費を下げましょう。例えば、社員を減らす・給料を見直す・システムを新しくする・事務所を減らすなどです。』ということを営業マンは言っています。
地銀は、短期的には合併などしてもシナジー効果はそんなに大きくないんです。
まずは自らの経費率を下げることを意識していく事が大切で、
行員数の削減・給料の見直し・旧来型システム・店舗の見直しなどの自助努力をすることが必須となるでしょう。
経営不振企業の基本である行動を取ることから始めた方が良いですね。基本です。
②地域の商社マンとなること
地域との連携を強めていくことは必須だし、
その連携によって売り上げをあげないといけません。
そこで銀行のビジネスモデルの本質は、
『”貸したい人”と”借りたい人”のマッチング』という代理店ビジネスなわけで、
つまるところ商社なんですよね。
なので『地域商社』と名乗って、今ある基盤をもっと多角的に展開していく必要があるのかなーと。
てことで今からの地方銀行への提案内容は、
『様々な分野での即戦力採用』を提案しないといけません。
従来の『行員採用』ではダメだと思っています。
例えば。
・ITベンチャーを立ち上げた経験がある若手起業家の採用
・アグリテックといって農業とテクノロジーをかけた企業とのコラボ
・不動産開発(例えばキャナルを作った福岡地所)にいた人を採用して、地域開発
みたいな採用コラボですね。
以上です。
今日も良い一日をお過ごしください。